　ひめゆりの塔は、那覇空港から南方面へ約１５ｋｍ地点の沖縄島南部に位置し、沖縄陸軍病院第三外科の壕跡地に立つ慰霊碑で、終
戦翌年に学徒の遺族らによって建立されました。この壕ではアメリカ軍のガス弾により、ひめゆり学徒隊の多くが非業の最期を遂げて
います。ひめゆり平和祈念資料館には、ひめゆり学徒隊の貴重な証言や犠牲者の遺品，第三外科壕が実物大で再現されており、同窓生
たちの『戦争の悲惨さ、愚かさ、そして命の大切さを後世に伝え残したい』という思いがここには生きています。

＜アドバイス＞
　・『ひめゆり』：沖縄県立第一高等女学校を『乙姫』，沖縄師範学校女子部を『白百合』
　　　　　　　　　『乙姫』＋『白百合』→『姫百合：ひめゆり』
　・『ひめゆり学徒隊』：沖縄陸軍病院に動員された女子学生たちの総称。
　・ひめゆり学徒隊の悲劇
　　ひめゆり学徒隊と職員の３００名余りは、軍命によって看護要員として沖縄陸軍病院に勤務。
　　看護婦，生徒たちは昼夜なく負傷兵の看護を精神誠意尽くしていた。
　　戦火が激しくなり撤退を余儀なくされ、回復見込みのない兵士，学徒を置き去りにして地下壕へ潜む。
　　６月１８日に解散命令が下る。
　　翌　１９日、ここ第三外科壕にガス弾が投げ込まれ、ほとんどの学徒，職員が永眠。
　　その他の壕にいた職員生徒たちは、沖縄最南端の断崖に追い詰められて多くが消息を絶つ。
　　沖縄陸軍病院に従事した『ひめゆり学徒隊』の２／３こうした非業の最期を遂げた。
　　　＊ひめゆり学徒隊と職員の３００名余り：文献には２４０名とも２９７名とも記載されています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明確な人数が不明なため３００名余りと記しています。
　・目的地までの距離はナビにて算出した値です。

　　　開館時間　　　９：００～１７：３０（入管１７：００まで）
　　　　　　　　
　　　休館日　　　年中無
　　　入館料金　　　大　人　　　３１０円
　　　　　　　　　　高校生　　　２１０円
　　　　　　　　　　小中生　　　１１０円
　　　　　　　　　　　　　　　　※２０１５年６月２０現在
　　　駐車場　　　　　　　　　　無　料
　　　　　　　　　　　　　　　　※２０１５年６月２０現在

観光に関する問い合わせ先
　沖縄観光コンベンションビューロー（２０１５年６月２４日掲載承認）
　　〒901-0152 沖縄県那覇市字小禄１８３１番地１沖縄産業支援センター２Ｆ
　　ＴＥＬ：０９８－８５９－６１２３
　ひめゆりの塔・平和祈念資料館（ホームページに記載）
　　ＴＥＬ：０９８－９９７－２１００